医療ブロックチェーン利活用の現状と可能性~ベネフィットと先進事例~

開催日:2018-05-16(水) 9:30~12:30

講師:
国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター長
水島 洋 氏
Arteryex株式会社 代表取締役 CEO
李 東瀛 氏

【水島 洋 氏】
ITヘルスケア学会 代表理事 医療ブロックチェーン研究会会長 薬学博士
東京大学薬学部卒 東京大学大学院薬学系研究科生命薬学専攻博士課程修了 国立がんセンター研究所 がん予防・検診研究センター 情報研究部 情報システム研究室長 東京医科歯科大学 疾患生命科学研究部 オミックス医療情報学講座 教授などを経て、現在に至る

【李 東瀛 氏】
2014年東京都市大学知識工学部情報科学科卒業 14年〜17年日本アイ・ビー・エム株式会社にて、ERP導入や業務改革、システム開発等の幅広いIT関連プロジェクトに従事 16年IBMに勤務する傍ら、友人のブロックチェーンベンチャーの立ち上げに参画し、ブロックチェーンを活用した事業構想とシステム設計を経験 17年KPMGコンサルティングに入社し、官公庁に向けた最新ICTの活用戦略や、一般企業へ向けたICOコンサルティングサービスを提供し、18年3月より現職

セミナー参加費:web申込み34,020円(FAX・PDF申込み35,020円 消費税・参考資料含む)

概要:
安全性をブロックチェーンによって担保する仕組みを採用した上で、医療情報を安全かつ対価を得ながら活用できる統合PHR(Personal Health Records)プラットフォームの実現による医療情報統一プラットフォームの作成やデータの2次活用基盤の整備は急務である。ビットコインなどで用いられているブロックチェーン技術は、活用事例こそまだ多くはないものの医療分野においても画期的な革命を起こす可能性を秘めているとして、昨年から海外で大きく話題になっている。国際標準化の動きもはじまり、国内における検討もはじまっている。本講演ではエストニアの電子政府などにおける活用事例や、このほど日本で発足した「医療ブロックチェーン研究会」の活動や情報銀行としてのArteryexの活動について紹介する。

セミナー詳細:
1.問題意識
(1)医療情報統一プラットフォーム作成やデータの2次活用基盤整備の必要性と現
(2)ブロックチェーンテクノロジーの非改ざん性
(3)トランザクションのトレーサビリティ
(4)医療情報を安全かつ対価を得ながら活用できる統合PHR(Personal Health Records)プラットフォームの実現
(5)情報銀行Arteryexによる試みと今後の課題

2.ブロックチェーンとは?
(1)ブロックチェーンの国際標準化動向
(2)暗号通貨
(3)ブロックチェーン/分散型台帳とは?
(4)クラウド時代のブロックチェーンエコシステム
(5)ブロックチェーンのサービスモデル クラウドサービスからコンテナ、マイクロサービスへ
(6)ブロックチェーン×IoT
(a)ブロックチェーン通信モデル
(b)ブロックチェーンネットワークとクライアントの組み合わせ
(c)ブロックチェーンネットワークの共生モデル
(7)医療ブロックチェーン研究会の活動

3.医療におけるブロックチェーンの可能性
(1)医療行政のブロックチェーンへの取組み
ケース1:米国保健福祉省(HHS)・国家医療IT 調整室(ONC)
ケース2:「Blockchain Challenge」の入賞作品
(2)医療ブロックチェーンのフレームワークと相互運用性
(a)ブロックチェーンの電子カルテ/医療情報連携システムへの適用のフレームワーク
(b)ブロックチェーンの相互運用性
(3)ビッグデータ時代の医療ブロックチェーン
(a)データの種類(Variety)/速度(Velocity)からみたビッグデータのマッピング例
(b)米国NIST ビッグデータ・リファレンス・アーキテクチャ
(c)医薬品ライフサイクルとブロックチェーン/ビッグデータ
(d)医薬品ライフサイクルとブロックチェーン・エコシステム
(4)その他事例

4.医療ブロックチェーンの海外事例
(1)海外事例紹介
ケース1:遺伝子データ管理
ケース2:臨床開発:インテグリティ
ケース3:製造・物流:FDA-DSCSA 対応
ケース4:デジタルマーケティング
ケース5:リアルワールドデータ
(2)FDAとIBM Watson Health のブロックチェーン活用のセキュアで効率的で拡張可能な保健医療データの交換
(3)Ethereumスマートコントラクト利用のMedRecによるブロックチェーン利用して電子カルテを取扱う分散型記録管理システム
(4)英国のGoogle DeepMindが国民保健サービス(NHS)と提携して、独自のデジタル台帳技術により、患者データとのやりとりを自動的に記録する「検証可能なデータ監査」の計画を発表

5.ブロックチェーンのセキュリティ
(1)ブロックチェーンのセキュリティ
(a)ブロックチェーン固有のセキュリティ対策
(b)Off Chain Dataのセキュリティ
(c)ブロックチェーンを利用したデジタルID管理の数事例
(2)ブロックチェーンのICT サプライチェーン全体を包括する管理策の必要性

6.<包括ケース>電子国家エストニアのブロックチェーンの衝撃
(1)エストニア電子政府の特徴システム基盤からアプリケーションまで挑戦的
(2)エストニア電子政府に使われているブロックチェーン及び分散型台帳技術入門
(3)医療データ記録・管理へのブロックチェーン技術活用
(4)電子国家エストニアを支える主要テクノロジー/ブロックチェーン企業 X-Road
(5)2007年のロシアによる国家ぐるみの最初のサイバー攻撃とサイバーセキュリティ/暗号通信エキスパート企業Guardtime

7.まとめ
(1)患者・家族の視点から俯瞰する!
(2)ITリスクの影響度評価に注意!
(3)オープンイノベーションの場の活用
(4)サイバーセキュリティ/暗号通信を考える

8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

サービス詳細URL:https://seminar-info.jp/entry/seminars/view/1/3877

▼問い合わせ先

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